ビジネスで動画を活用すると、「集客」から「セールス」まで、強化することができます。
その理由については下記記事をご覧ください。
【動画で売上UP!?】海外調査データと業績アップする2つの理由を紹介
今回の記事では、「集客面」にフォーカスを当てて、「なぜ動画を活用すると、集客の強化ができるのか?」 について解説していきます。
また、その後に「具体的に動画をどのように活用すればアクセスを増やせるのか」、動画SEO(VSEO)についても詳しく解説します。
動画SEO(VSEO)による5つのアクセスアップ
詳しく説明する前に、まず下記のことを知っておいていただきたいと思います。
ホームページの検索順位を上げて集客を図ることを「SEO(Search Engine Optimization)」と言います。
そして、動画を活用したSEOを「動画SEO(VSEO=Video Search Engine Optimization)」と言います。
この動画SEOの施策を行うことによって、あなたのホームページや動画へのアクセスを増やすことが可能になります。
その結果、集客につながるのです。
それでは動画SEOを行うことで、どのようにアクセスが増えるのか、具体的なパターンを5つ紹介したいと思います。
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「通常検索」で、動画を設置した「ページ」が検索表示される
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「通常検索」で、「動画」が検索表示される
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「動画検索」で、「動画」が検索表示される
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「YouTubeページ」からアクセスされる
- SNS上で動画が拡散される
1つずつ解説します。
【アクセスルート1】「通常検索」で、動画を設置した「ページ」が検索表示される
まず最初のパターンは、YahooやGoogleで通常の検索をしたときに、あなたのページが上位表示されやすくなるということです。
通常、自分のページを検索結果の上位に表示させるためには、ページの質を良くしてユーザー満足度を高めるなどの工夫が必要です。
ただし、従来通りのテキストや画像だけのページでは、他のライバルページと差別化ができず、競合の多いキーワードでは簡単には上位表示ができません。
しかし、動画があれば、他のホームページとの差別化ができます。
動画自体がテキストや画像よりも上質なコンテンツになるので、結果的にそのページのクオリティが高いと、YahooやGoogleに判断されやすいのです。
また、動画があることで、そのページを見に来たユーザーのページ滞在時間も長くなります。
ユーザーのページ滞在時間が長いと、それもGoogleから高評価を得られる1つの要素になります。
実際、動画のあるページは通常のページよりも53倍の効果があるという報告もあります。
「米調査会社のForrester Researchは、動画の埋め込まれたページは、埋め込まれていないページと比べて約53倍の確率で検索結果の1ページ目に表示されると報告。」
つまり、動画を設置することで、そのページの評価が上がり、狙っているキーワードでも検索順位が上がりやすくなるのです。
【アクセスルート2】「通常検索」で、「動画」が検索表示される
次のパターンは、通常の検索で「ページ」ではなく、「動画」が表示されるパターンです。
最初のパターンは、「動画が設置されているページ」でしたが、今回のパターンは、「動画自体」が検索結果に表示されるという場合です。
例えば、YouTubeに動画アップしていたら、そのYouTubeの動画ページが検索結果で表示されるということです。
つまり、動画を1つ作れば、
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動画を設置しているあなたのページ
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YouTubeの動画ページ
どちらも検索結果で表示される可能性があるということです。
YouTubeの動画ページにあなたのホームページのURLのリンクを貼っておけば、そこからもアクセスが見込めますので、1つの動画で2通りのアクセスが見込めることになります。
また、通常検索で動画が表示される場合、タイトル、説明文などのテキストだけではなく、動画のサムネイルが表示されます。
ですので、インパクトもありますし、他のテキストだけのページよりもクリックされやすいというメリットがあります。
例えば、当社ツタエルファクトリーですが、「ツタエルファクトリー 動画」などと検索をすると、YouTubeの動画ページがサムネイルで表示されます。
1、2番目は当社のホームページで、3~5番目の赤枠の部分はYouTubeのホームページになります。
※3番目はサムネイルがありませんが、YouTubeのチャンネルページです
【アクセスルート3】「動画検索」で、「動画」が検索表示される
3番目のパターンは、動画検索であなたの動画が表示される場合です。
1番目、2番目は「通常検索」の話でしたが、3番目は「動画検索」でアクセスが見込めるという話です。
ご存じない方もいるかもしれませんが、Yahoo!やGoogleでは、「通常検索」の他に動画を検索できる「動画検索」というものがあります。
ここでキーワードを入れて検索を行うと、キーワードに関連した動画が検索結果として表示されます。
通常の検索に比べると、利用者数は圧倒的に少ないですが、動画コンテンツの需要は日増しに伸びており、今後は動画検索を使う人も確実に増えていくと言われています。
とくにそのテーマについて本気で悩んでいる人、悩みが深い濃いターゲットの人は、1つ、2つのホームページを見ただけで、問題が解決して終わることはありません。
「良い解決方法はないか?」、「もっと役立つ情報はないか?」と、さまざまなキーワードやいろいろな方法で情報を求めます。
そのため、ビジネスに直結しやすい、本気で悩んでいるユーザーほど、動画検索も行いやすいと考えられます。
当社のホームページチームでは、長年ホームページの運営・管理や制作を行ってきましたが、悩みが深いキーワードでは、検索結果が2ページ目のものでも、一定数のアクセスがあり、成約率も高い傾向にありました。
ですので、現状はそれほど多くありませんが、今後の状況や濃いターゲットの発掘という点を考えると動画検索経由のアクセスも軽視できません。
【アクセスルート4】「YouTubeページ」からアクセスされる
4つ目のパターンは、「YouTubeページ」からのアクセスです。
YouTubeの視聴者数は年々増えており、動画の中身も以前は娯楽系ばかりでしたが、今は情報、ノウハウ系のコンテンツが急速に増えています。
YouTubeで情報収集をする方もかなり増えているので、今後の事を考えるとYouTubeからのアクセスも見過ごせません。
また、YouTubeで動画を見る場合、検索をして動画を視聴するだけでなく、関連動画やおすすめ動画などに表示された動画を見る場合もあります。
関連動画やおすすめ動画は、わざわざキーワード入力して視聴するわけではなく、YouTube側がユーザーの好みを先読みして、ユーザーに興味のある動画を表示しています。
つまり、自分で「○○」について調べようとする、悩みが顕在化しているユーザーだけでなく、自分では意識していないけど、潜在的に悩んでいるユーザーにもアクセスできるというメリットがあります。
【アクセスルート5】SNS上で動画が拡散される
「動画コンテンツは、文章のコンテンツよりもSNS上で拡散シェアされやすい」と言われています。
ある調査では、「同じ内容の場合、文書コンテンツよりも動画コンテンツの方が、1.5倍拡散された」という調査データもあります。
56% of people polled by Usurv said they had “liked” online video content, 39% said they had shared a video and 36% had commented on video content.
(Usurvの投票者の56%がオンライン動画コンテンツを「気に入った」と答え、39%が動画を共有したと答え、36%が動画コンテンツについてコメントしました)
つまり、動画コンテンツをSNS上にアップすれば、文章のみのコンテンツをアップしたときよりも拡散されやすく、あなたの商品やサービスを目にするユーザーが増えるということです。
VSEO効果を高める2つのポイント
それでは、VSEOを行う上で大事なポイントを紹介します。
(1)動画を置くページ
まず、そもそも論にはなりますが、動画を配置するページのクオリティを上げることは大事です。
VSEOといっても、やはり上位表示させたいページの質をあげておかなければなりません。
その上で大事なことは、「動画の内容」と「そのページの内容」を一致させることです。
関連性がまったくないのは問題外ですが、たとえ関連していても関連性が薄いとページ全体のクオリティが下がってしまいます。
ですので、できるだけ動画の内容とページの内容は一致していないといけません。
たとえば、転職する人向けに下記内容の動画、ページがあったとします。
動画 | 希望の会社から中途採用されるためのポイント |
記事ページ | 転職者のためのよい会社の選び方 |
どちらも転職者向けで、「転職」に関するテーマですが、内容が若干ズレています。
時間軸でいうと、まず「会社の選び方」でよい会社を選び、次に「中途採用されるためのポイント」で採用を目指すという流れなので、ターゲットの心理状況も異なっています。
読者の満足度が下がり、ページの離脱率も高まりますので、SEO効果を高めるためには、動画と記事ページの内容を揃えることが大事です。
なお、現状Googleは、まだ動画の内容までは正確に認識できていないと言われています。
ですので、文章内でその動画がどんな内容なのかわかりやすく解説しておくことも重要です。
しっかり動画の内容をテキストで説明しておくことで、動画の内容がGoogleに伝わり、評価も得られやすくなります。
(2)YouTubeの設定
次に行っていただきたい方法は、YouTube側の設定です。
先ほどGoogleは、動画の内容まで正確に把握できないと言いました。
そのため、YouTube側でアップロードする際、タイトルや紹介文、キーワードなど内容にマッチしたものにすることが大事です。
紹介文やキーワードは分かりやすく動画の内容にマッチしたものを入れていただき、タイトルはそれにプラスしてキャッチーで、視聴者に見てみたいと思わせるものにすることが大事です。
最適なタイトル・紹介文・キーワードを設定することで、YouTube検索はもちろん、通常検索でもあなたのページが上位表示されやすくなります。
動画SEO(VSEO)のまとめ
SEOの面でも動画の重要性が高いことが、わかっていただけたと思います。
通常、検索で該当ページを上位表示させるには、ページの運営歴が長い方がいいと言われています。
ですので、動画の制作に時間をかけすぎるよりも、まず動画を早く作った方が、ページの評価も高まり、先行者利益を得られます。
下記記事でも紹介しているとおり、5Gが本格的に普及すれば、動画の時代になります。
そうなれば、後になればなるほどライバルのページや動画が強くなり、不利になります。
これは、2000年代はじめ、ビジネスで「ホームページ」が本格的に活用されるようになった頃と同じような状況だと思います。
当時、いち早くホームページを作っていた方々は、その後一般ユーザーがネットで情報収集するようになったころ、ネット集客面で大きなアドバンテージを得ました。
実際、当社のお客様でも、「周りがやっていないうちから、もっとはやくホームページを作っておけばよかった……」と悔やんでいた方が数多くいました。
早く動画コンテンツを取り入れて先行者利益を得る
超高速通信の5G回線サービスもスタートし、動画の活用も広がっていきますので、「動画」でも同じことを繰り返してしまったら、大きな損失です。
まだ動画の重要性や将来性をしっかり認識していない方は多いので、それを分かっているあなたは、今のうちから動画に取り組むことが大事です。
さきに動画コンテンツを作ることによって、近い将来ライバルを出し抜いて、優良な顧客を自分のホームページに呼び込むことも可能なのです。
自分で動画を制作しようすると、時間も手間もかかりますが、ツタエルファクトリーでは依頼をいただいてから、平均1~2週間程度で動画が完成しますので、いち早く動画コンテンツを活用できます。
※ご希望の収録時間、内容により納期は変わります。
ビジネスで動画を活用しようとお考えの方はツタエルファクトリーまで、お気軽にご相談ください。
相談は無料で行なっています。